Mind Inerview02「みんな、人が好きなんだと思います」 関口綾佳 マネージャー

Index

  • 01 命をかけた結婚式
  • 02 走馬灯にシュッと出たい!
  • 03 「接客チャンス」を奪い合う!?
  • 04 「楽」じゃなく「楽しく」
  • 05 「形」がない高額商品

Chapter01 命をかけた結婚式

京都から東京へ

関口さんはマネージャーということですが、お仕事の内容はどういったものですか?

関口東京の赤坂事業所でのマネージャーです。元々は京都で、営業もそれから、新規担当も打合せもやっていました。あとは、会社として都内へも広がってきましたので、「ALL FOR ONE.」の思い、大事にしているところを伝えさせてもらってます。

今までの職歴を教えていただけますか。

関口大学卒業して、一年くらいジュエリーの仕事していました。

ジュエリーの販売ですか?

関口卸の営業をしていたので、販売もやっています。真珠ですね。

ブライダル業界ではなかったんですね。

関口その会社からブライダルの企業へ転職しました。そこには五年くらいいましたね。その会社では埼玉の支店にまず勤めて、そこから大阪に行って、大阪の市内の四店舗へ行きました。その後、埼玉時代の支配人の紹介で別のブライダル企業に務めることになりました。これが前職ですね。

「ALL FOR ONE.」に入る前に、ブライダル企業2社に勤めていらっしゃったんですね。

関口その2社目の企業で、現在「ALL FOR ONE.」代表の澁田、取締役の北村に出会いまして、「ALL FOR ONE.」立ち上げのタイミングで入社しました。

ブライダル業界には10年くらい?

関口そうですね。「ALL FOR ONE.」は立ち上げからなので3年目になります。

前の会社にはどのような印象がありますか?

関口一番目のブライダル企業では、「分業制」でなく、ここと同じく「一貫性」で、「お客様のために」みたいなところから始まった会社だったんです。そこはすごくいいところだなって思ってたんですけど、自分自身の結婚などの事情があって退職しました。

キツそうな新郎の父

分業制だとやっぱり、いろいろ思うところがあったりするんですか?

関口あるお客様のことがきっかけなんですけれども、打合せの中で「少しお父様の具合悪い」というお話は伺っていたんです。でも、そのお父様って「THE 大阪のお父さん」って感じの方で、すごく気が強い。弱いところ見せたくないみたいな、そんな方だったんですね。

なるほど。

関口なので、「お父様のためになにかしますか?」ってお客様に聞いても、「いやいや、もう別にそんなのいいんです、普通の結婚式をするのが一番お父さんのためになるんです」って感じで。そして、そこまで悪いってお話も聞かなかったので、じゃあ新郎新婦のお二人のおっしゃるとおりにやっていこうと思って、お打合せもずっとさせていただいて。そして、結婚式当日を迎えました。中身もすごくいい結婚式だったんです。でも、お父様が本当にキツそうな状態で、ずっと車椅子ですし、全然そこにいるのがやっとくらいだったんです。

見た目にもキツそうな感じで?

関口そうですね、全然顔色も違うし。最後の謝辞のときも「お父さんいいよ、休んでなよ」「いや、俺は絶対行く」みたいな感じで。お父様がその謝辞の位置に立って、新郎様が謝辞をしたんです。

まずは新郎様が。

関口お父様は喋るのも厳しそうから、マイクは渡さないって、新郎様だけで結びますってお話だったんですけども。「おい、俺に貸せよ、いいから」「いいよいいよ、お父さん」「いいから貸せ」って言って、お父様にご挨拶をいただいたんですね。

気の強いお父様だったから。

関口まずは「車椅子のこんな姿で息子の結婚式をすみません、でも、本当にいい一日でした」って。「実は病気でこういった形になってしまったんだけれども、でも息子をこれからも支えてやってください」って、すごく立派な男らしく。今にも倒れそうな、喋るのもやっとだけど声を振り絞って、すごくしっかりしたお話をいただいたんです。そして、帰りに救急車も呼んでお帰りになられたんです。

タクシーではなく?

関口ではなく、救急車を呼びました。そのお客様の新婦様は妊娠されていてそのまま帰られたんですけど、次の日予定にあったドレスの返却になかなか来ないので、じゃあ連絡してみよう、ってことで連絡したんですけど「実は結婚式が終わってお父さんが亡くなられてしまったんです」って。式当日も、私たちも救急車を呼んだり、いろいろケアして頑張ったんですけども、結婚式が終わったその夜亡くなってしまいまして。お父様は密葬だったのであまり知らせてなかったんですけども、そのドレスの話とかもあって新婦様とお話する機会があって、新婦様に葬儀の場所を教えてもらって行ったんですね。

お父様の葬儀にも行かれて。

関口その時にご親族の方に「本当にいい結婚式でした」って言ってもらえて。新婦様がご懐妊されてたので、その誕生が見れなかったのが一つだけ心残りなんだけども本当によかったって言ってくださって。「父も命もかけて晴れ姿を見られて喜んでいると思います」って仰ってくださって。お二人にも「ここまで来てくれてありがとうございます」って仰っていただけたんです。

生まれた疑問符

まさに命をかけた結婚式だったんですね。

関口「命をかけて行う結婚式」っていうのがすごく衝撃的で、私ももうその時点で7、8年くらいブライダルをやっていたんですけど、それでも初めての経験だったんですね。「果たして、お父さんが命をかける価値があるほどの結婚式を提供できたのか?」と思って。もちろんすごくご満足もいただいてるし、でも、もっと他にできなかったかなっていうのもあったんです。それを後悔するってことは、お父さんにも失礼だと思うんですけども、なんとなく自分の中でも……。

疑問符が。

関口そうなんです。じゃあ、その「命をかけてもいいくらいの結婚式」っていうのを、ずっと作っていきたいなとか、それを提供できるようにとか、常にレベルアップじゃないんですけども。結婚式に来られた親御様、例えば、反対していた人にもよかったって思ってもらえる結婚式。そういうのを突き詰めたいなっていうのが、一つきっかけとしてあって。

当時は2社目の分業のところで?

関口そう、そこがちょっと……。別に悪口ではないんですけど、もっともしかしたら……。

できることがあったかもしれない。

関口他の会社だったらできたのかもしれない。でも、新郎新婦様が「特別なことはやらなくていい」って言っているから、やらない方がよかったのかとか。自問自答じゃないんですけど、そういう機会がありました。

お打合せでそのお父様にお会いしたことはあったんですか?

関口ないです。

では、お話だけ聞いていて。

関口そうなんです。なにかもっと情報を引き出せたんじゃないかなとか。「命」と比べたときに、私はそこまで頑張っていたのかっていうのがあって。でも「分業制」だと「一貫性」よりもたくさんのお客様を持てるんです、担当ができるんです。

「効率的」ではありますね。

関口でも、極端な例えですけど、月に一組の担当だったらその人たちのために全力投球できるじゃないですか。「お父様の命」ってそれくらいのことだったと思うんです。もちろん、「掛ける時間」じゃないと思うんです、「中身」だと思うんですけど、一方で、そんなに時間掛けられたかなとか。中身もこの人たちのために、私ってどのくらい考えたんだろうとか。それがいろいろ考える大きなきっかけとなって。

Chapter02 走馬灯にシュッと出たい!

「会えてよかった」

ブライダルのお仕事は好きなんですか?

関口大好きです。これ以外の仕事はやれないし、やらないと思います。楽しいことを仕事にできるって、人生にとてもプラスになるっていうか。人生の一番の楽しみ方だと思うんで。それで、私はいい人生送ってるんじゃないかって自分でも思えます。

お仕事の中で楽しいのは、どういった瞬間なんですか?

関口ナルシストみたいだなと思うんですけど「関口さんにやってもらってよかったです」ってお客様に言ってもらえたときとか。あとは最初の新規のご案内のときもそうなんです。「今まで会場見学でゴリゴリ営業されて、見学来るのも怖いくらいでした」とか。「何店舗も見てきてすごく疲れました」とか。

他の企業の会場に行って。

関口「でも、ここでは楽しませてくれて本当にありがとうございます」とか。「会えてよかったです」とかって言われると本当に嬉しいです。

やっぱりお客様の一言が?

関口大きいですね、一番。先ほどお話した、お父様が亡くなってしまったお客様からの「本当によかった」って言葉もとても印象に残っていますね。そのあとやりとりもあったんですけど、お礼のメッセージくださったりとか。

新婦様は妊娠されていたのでしたよね?

関口お子様ご誕生のご連絡も頂きました。

やっぱりお客様とその後もお付き合いがあるんですね。

関口ありますね。

実際にずっと繋がっているお客様がいらっしゃるわけですね。

関口そうです、たまたま。でも、面白いです。

他にはどういった連絡がくるものなのでしょうか?

関口「実はちょうど一周年だったんです、今二人でDVD見てます。本当に結婚式関口さんにお任せしてよかったなって、また二人で話してるんですよ」とかって、メールをいただいたり。私も「そんな一年前の素敵な日に、お二人の素敵な記念日に私がお邪魔してすみません!」って返しつつ、プランナーやってて本当によかったなと感じますね。

「人」で選ぶ

短期間の間にどうしてそこまでの仲になれるんでしょうか?

関口お客様ととことん喋るからですかね? 信頼してないと結婚式任せてくれないと思うんで。信頼してもらうまでに何をしたのかっていうところですよね。

さきほど「時間でなく中身」って言葉もありましたが、やっぱり濃密に話すんですよね。

関口濃いですね。

その姿勢があるんじゃないかなって思うんですね。

関口人生って、あれですよ。他の人のことって考えないですもんね、この仕事じゃなければ。病院の先生とかだったら患者さんのことすごい考えると思うんですけど。お洋服売ってる人やったら、お洋服のことばっかり考えると思うんですけど。その人のことを考えるからかな?

人のことを考える仕事ですから、それがどこかでにじみ出てくる。思いやりが感じられるから、「結婚式、任した!」と成約に至ったりするのでしょうね。

関口そうですね。人で選んでもらえてご成約いただけるととっても嬉しい。

だから終わった後も「子供がこんなに大きくなったんです」とか。

関口そうです、そうですね。

人生の三大イベント

お客様にとっても、「一回だけの特別なイベント」ってことなんでしょうね。

関口一生に一回の大事な「人生の三大イベント」の一つなんで。

三大イベント?

関口真ん中が結婚式なんですけど。あとは生まれて、生涯に幕を閉じますっていう、三大イベントで。唯一「結婚式」だけが「時と場所」を自分で選べる。

なぜ、それが三大イベントなんですか?

関口共通点っていうのが、「その人の人生の中で、大事な人がみんな集まる日」だからです。その「人生を賭けたこのイベントのうちのひとつ」を任せていただけるっていうのって、本当にすごいことだなって思っていて。

なるほど。

関口死ぬときに「走馬灯のように」って言うじゃないですか。普通にちょろっと出会うとか、お店でお洋服買って出会う店員さん、じゃなくって、一生に一回のところに携わったプランナーだったら、もしかしたらその人の人生の思い出に、私がシュッって出てくるかなって。

関わりたいっていうことですね。

関口関わりたいというか、そういうところに出られる可能性があるってすごいなって思いました。

みんなで、共同で作りあげるということはお好きなんですか?

関口そうですね。なんでもやりました。宣伝してこいって言われたら舞台にあがって、お猿さんの格好してやりました。「やれ」って言われたらなんでもやります。

Chapter03 「接客チャンス」を奪い合う!?

「つぶされる」箇所

関口さんは「ALL FOR ONE.」の立ち上げから関わっているわけですが、当時印象に残っていることってありますか?

関口私「ALL FOR ONE.」に入ってまず一番最初、建物がないので、図面でパースで接客をするんですね。「他の会場のことを悪く言ってお客様に案内すること」を「会場をつぶす」って言い方をするんですけど「うちのつぶされるとこ、どこがあるかなぁって考えたときに、会場ができてない以外なにもないよね」っていう会話をすごくしてたんです。

「つぶされる」っていうのは「デメリットがある」と指摘されることですか?

関口そうです、デメリット。本当に自分たちの中でデメリットって何もなくって。完全貸切の会場だし。前の会社は「数字! 数字!」でしたけど、「ALL FOR ONE.」では、「お客様の思いを形にするために私たちがいるんだ」っていうのもあって。そのために社長の澁田も会場を作るわけです。もうマイナスな面はなかったんです、その時。会場がないだけで。「えー、うちでやらなかったら、本当かわいそうだよね」って思ってました。

初成約のお客様

「ALL FOR ONE.」が立ち上がって、印象的なお客様っていらっしゃいますか?

関口いっぱいいますね。本当に思い出に残る方が多くて、すごく私は恵まれていまして、お客様に「関口さんでよかった」ってとてもたくさんの方に言ってもらえたんですね。

特に印象に残っている方はいらっしゃいますか?

関口「上樵木町 ボウ・デパール」で支配人の箕輪が初成約したお客様がいらっしゃいまして。

会社としての初めてのお客様?

関口「成約ベース」なので、挙式が一番初めではないんですけれども、その初成約をしたお客様の結婚式当日っていうのは私が担当させていただいたんですね。ただ、そのお二人って本当に初成約の方だったので、打合せの時、私を含めてスタッフが三人いたんですけど、入れ替わり立ち代りで、三人とも自分が出たくて(笑)。ちょっとお茶出しにいくとか。「あんた、さっき行ったから、つぎ私」「おまえ、さっき行ったじゃん」って言いながら、みんなでやっていったんですよ。

初成約ですから、皆さん自分が関わりたい?

関口そうです。みんなで出て、顔もみんな覚えてくださって。その新郎様が金沢出身で、「夏、ちょっと実家に帰ってきました」って、ふらっと寄ってお土産くださったりとか。

打ち合わせでもないのに?

関口すごく「ボウ・デパール」を愛してくださったお客様だったんですね。お打合せもすごく念入りにやったりとか。シェフの水口もお料理にすごくこだわって「じゃあ北陸のもので、なにか出そっか」とかやったりして。

ご出身に合わせて。

関口いろいろやって当日、「ボウ・デパールからプレゼントです」って、ご新婦様の誕生日が近かったので、みんなでサプライズしたんです、お二人に向けて。シャンパンのプレゼントと手紙書いたりとか、余興じゃないですけど、被り物かぶったり。

それは控え室で?

関口披露宴中にやりました(笑)。被り物かぶって「おめでとう」ってちょっとだけだったんですけど、みんな並んでやって。そんなお客様が披露宴終わって、ご挨拶に来てくださって、「みなさんに」ってお菓子とかもくださったんですけど、「これは関口さんだけに」って、アルバムをくださったんです。すごいんです、そのアルバム。

どんなアルバムだったんですか?

関口ご成約をいただいてから、まだ式場が建設中のとき、まだ鉄板とか貼ってあって中も見えないところを、ご新婦様が下から「どうなってんのかな~」って覗いている写真とか。「お散歩の途中に向こう側から見えましたー」って骨組みの写真とかも随時入れてくださってて。お打合せの風景とか、こんなんやったの楽しかったですねとかも、そういうアルバムにしてくださって、で、プレゼントしてくださったんです。

それは嬉しいですね。

関口はい、それは一番のすごい宝物ですね。スタッフみんなにも見せています。

Chapter04 「楽」じゃなく「楽しく」

どんな人に手伝ってもらいたいか

新しいスタッフの方に、変わらず伝えていることってなにかありますか?

関口特に若い子たちが入ってきたときって、「結婚式の重要性」とかもわからないじゃないですか。私はその三大イベント、人生を賭けてのことなんだよって。じゃあ、例えば自分が結婚しますってなったときに「どんな人に手伝ってもらいたいかな」って、結構考えてもらうようにはしてます。

どんな人に手伝ってもらいたいか。

関口でもね、簡単なんです。私が投げかけるのは、「どんな人に手伝ってもらいたい?」 ってことだけで。答えとしては「いっぱい提案してくれる人」とか、「すごくいつも楽しい人」とかですが、「じゃあ、そうなればいいんじゃない」って言うほど簡単なことです。

自分で考えるきっかけになるいい質問ですよね。答えはいろいろあるでしょうけど。一つじゃないですよね。

関口そうです、それが面白いです、聞いてて。なるほどーって。

人によって全然答え方が違うんでしょうね。答えは聞くんですか?

関口聞きます聞きます。

どんな答えがありますか?

関口「楽しい人がいい」とか、あとは「ベテランさんがいい」とか。

場数、経験を踏んでる方がいいんじゃないか、と。

関口それで「どうなりたい? 結婚式って人生の関わることしててさ、そこで失敗されたら自分も嫌じゃん」って言ったりして。だからそういうことをやらないとねって。

自分がやられたくないことは、やってはいけないと。

関口そうです。他には、例えば「宅配便に電話をします。その時に電話出た人が、『集荷は私じゃ分かりません』って言ったらどう思う?」とか。「教えてもらえると思って電話するわけじゃん?」「そうですね」「じゃあ、それにも答えられるようにならないと、電話出れないわけよ」って例えてわかるように。

お客様からは「プロ」だと思われているわけですもんね。

関口今はマネージャーとして赤坂に配属されているので、「結婚式ってこんなにいいんだよ」っていうのはスタッフに伝えたいですし、あとはひとつ、チームワークがよくないと誰も魅力的でもないし、付いていかないしっていうのもあると思うんです。営業もちゃんとやらないといけないんですけど、お客様に魅力的に伝わらないし、ここに来たいなとも思わないし、ここで結婚式したいなとも思わないと思うんで。

そうですよね。

関口まずはみんなに「楽をするんじゃなくて、楽しく仕事をしよう」って言いますね。「だってこんなにいい仕事できてるんだから、やろう、いいじゃん」って。「できることでなにか一回考えてみようよ」とか。

人数が増えても目指したい

チームワークと言えば、仲間を助けたなって思うこと、また、仲間に助けられたなって思うことはありますか?

関口いっぱいあります。それはでもお互い様で、すごく些細な小さいことなんですけど。私がお客様のご案内をしていました。次のお客様が来てしまいました。私は出れません。誰か助けないといけないじゃないですか。そういった場面は誰にでも訪れるんですけど。

そうですよね。

関口こういった場面でチームワークがいいと、お客様を待たせずに代わりにできるんですね。スタッフがみんなお客様を知っていて、お客様も知ってくださっているのがすごくベストかなって思うんです。

Chapter05 「形」がない高額商品

家族みたいな会社

最後に、関口さんが今後個人的に、あるいは会社として、目指したいな、こうありたいなと思っているところを教えてください。

関口はい、いろいろあるんですけども。やっぱりいつまでも本当は「一貫性」をやっていきたい。「お客様第一で考える」っていうのは絶対に外さないところ、ベースで当たり前なんですけども。

最初から最後まで。

関口いつまでも一貫性でやっていくのと、今は会社が大きくなってきましたが、私たちって家族みたいにやってきたんですね。いつも「なんか家族みたいだな」って言いながらやってたんですけど。会社が大きくなったら難しい部分はあるのかもしれないですけど、会社全体でそれをやれたらいいなと思うんです。

家族みたいに話がしやすいってことですね。

関口そして、次の目標は「各店舗の中でも信頼し合えているか」ですね。例えば担当が多ければ、ひとりだけ業務も多くなっちゃうんですけど、「大丈夫?」って「声掛け」がみんなでできるのかとか。「家族みたいな思いやり」があるというか、できたらいいな、と。どうしても忙しいと自分のことばかりになっちゃうので、こうなれたらいいなって思ってます。

忙しいときにはなかなか難しいものですよね。

関口じゃあ、まずは、私が声掛けできるのかなとか。そして、今度はちゃんとお客様のために、自分ができてるのかっていうのを自問自答していきたいなって。「これやったからいいじゃん」じゃなくて「他になんかできることなかったかな」とか。もっとお客様とずっと繋がっていられる関係でいたいなって思います。

会場がなくてもできる?

スタッフにもお客様にも気を配って。

関口この仕事してる人みんな「人が好き」なんだと思います。「おせっかいおばさん」ばっかり(笑)。

いい意味で「世話焼き」なんですね。

関口結婚式って誰もがほぼみんな初めてのことだから、不安ばっかりでどうしたらいいかわからない。だから「この人に教えてもらう」っていうのがプランナーの役目だと思うんです。

信頼をもらって。

関口でも、300万、400万っていう金額をかけるのに、結婚式って「形」がないんですよ。車だったら内装を見て、「こう仕上がるから」でいいんですけど。たぶん本当に信頼してもらえないと、何も見えない中で「はい、じゃあ300万あなたに託します」とは言えないですよね。

その信頼関係があるから、その終わったあとも。

関口私たちは建物を売ってるわけでもなんでもなくて。だから、会場がなくても結婚式ができるんです。なくてもできる。どこででもできます。

「みんな、人が好きなんだと思います」 関口綾佳

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